特約付外貨定期預金とは
特約付外貨定期預金は、「外貨預金」という名前が付いていますが、事実上預金とは異なり大きなリスクを持っている金融商品です。
その特徴を知らないで取引をしてしまうと大きな火傷をしてしまう可能性もありますので、ここでは特約付外貨定期預金についてその特徴やリスク・リターンについて解説します。
特約外貨定期預金の商品本質
この外貨定期預金の特徴を簡潔にまとめると、
「為替での儲けは全て放棄してもらいます。ただし、損については全額投資家に負担してもらいます。その代わりといってはなんですが、多少金利を上乗せしていますよ。」
という商品です。つまり、特約が付いているから外貨でも安心!という商品では全くなく、非常にハイリスクの商品というわけです。例を用いて説明しますと、
今1米ドル=100円だとします。そして、その段階で1000万円分特約付外貨預金を申し込みました。金利は10%です。(つまり、米ドルを10万ドル購入した。また、通常の外貨投資の1年米ドル定期は2%とする。)
さて、一年後、為替は
A)1米ドル=110円でした。
すると、あなたの手元には、1000万円と100万円の金利が落ちてきます。合計1100万円です。
通常の定期にしていれば、10万米ドルを持っているわけですから、為替だけで1100万円になり、2%の金利も取れますから1122万円が貰えるはずですから、約22万円の損
B)1米ドル=90円でした。
すると、あなたの手元には10万ドルとその金利で計11万ドルが入ります。さて、円に計算すると990万円となり、10万円のマイナスとなります。
ここでは、1年で計算していますが、本来は1ヶ月ものが主流ですので、金利は12分の1の約7万円になります。
つまり、この商品は一定期間為替相場がほとんど動かないと言う場合のみ有効な商品です。
簡単に賭博に例えなおすと、
あなたは1000万円の元手があります。
勝ったか負けたかは1ヵ月後にわかります。そして、勝った場合は7万円が手元に入ります。
しかし、負けた場合は7万円ではなく1000万円がまでなくなる可能性があるという博打です。
簡単な説明ですから、完全に適切な説明とはいえませんが、概要はこんな感じです。ただし、都銀や地銀のHPを見てみてもそのことについてのリスクはほとんど説明されていません。
試しに、大手都銀に電話して当該商品について説明を求めてみましたが、窓口では当該商品についての認識は非常に甘かったといわざるを得ませんでした。
皆さんも「預金」というブランドに騙されずキチンとリスクを把握するようにしましょうね。特に銀行でも今後はハイリスク商品を自由に取り扱えるようになります。注意しましょう。
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